能登半島地震のボランティアに行ってきました
今年1月1日に発生した能登半島地震。メディアでの報道は時間が経過するにつれて少なくなってきており、だんだんと「過去のもの」として流されてしまいそうになっています。
今回は、行政派遣や個人ボランティアなど、異なる立場で能登半島を訪れた4名が、現地の様子や活動した体験、そこから感じたことなどをお話しました。お話を通じて、能登の状況を知ったり、あらためて目を向け直すきっかけにしていただけたのではないでしょうか?
<会場の様子やイベントの流れ>
7時から行い能登半島地震のボランティアに行った、「行政」「個人」「団体」の立場から4名の方にスピーカーになってもらいお話ししてもらいました。
1人目は行政、リエゾン業務メインで行った方からは、罹災証明書の迅速な発行の重要性や被災住戸の数の把握の話がありました。
2人目も行政の方で、避難所運営をメインで行った方の話でした。能登町は17000人の町でほぼ上富田町と同じですが、面積が20倍ということで、広いから難しい避難所運営、広域化することで各避難所の連絡体制の確立や物資の輸送の難しさがあると感じました。
3人目の方はJSS日本ボランティアセンターを介してボランティアに参加し車中泊で行った来たとのことでした。道路啓開(仮説的に支援物資運搬や緊急車両、工事車両が通れることができるようにする事)の話や被災地でのトイレ、お風呂事情など、生活に欠かせないない衛生周りの話を聞くことができました。
4人目の方は、行政ボランティアセンターを活用し、被災した住宅の片付け、友人が携わっている銭湯のお手伝いをしてきた話でした。印象的だったのは、倒壊した家屋の瓦礫を薪として使った話でした。
グループに分かれて、感想を話したり気になっている防災の話をしました。
被災地でのボランティアの話を聞いた後だったので、みんな自分ごとの感じることができ、活発な話し合いができました。
最後はみんなから出た気になる話を円になって話し、自主防災組織の有無や、スピーカーさんへの質問などがありました。
上富田だけでなく、田辺やすさみ、白浜から色々な地域の人が集まり地域別の悩み、職業別で防災への備えが違ったり、いつもはお話しできないような人と話が出来て刺激になりました。
顔見知りが多くいることが最大に防災と考えてますので、まずイベントに来てくれた人たちで繋がり、どんどんこの輪を広げていきます。