12/26「防」年会を開催しました。

「防」年会

 12月26日つくるとつなぐにて、忘年会ならぬ「防」年会が開催されました。

東北研修報告「岩手県遠野市から学ぶ後方支援」

 東日本大震災発生時の様子を伺うため、後地域事業部メンバーは岩手県を訪れました。今回はその時のお話や現場の様子を参加者とシェアしました。

 岩手県遠野市は、上富田町とよく似た特徴を持っています。それは、災害発生時後方支援がしやすい立地であるということ。どちらの街も沿岸から離れた場所であり、津波で被災された地域への支援活動の拠点として活躍できます。

 3月11日発災直後、遠野市の避難場所では寒さから毛布を希望する声があがりました。しかし行政はニーズを調査してからでないと毛布を渡せないと言います。そんなとき、NPO法人で活動されていた菊池新一さんは「凍えている人がいるのになぜ毛布が渡せないのか。民間から毛布を募ればあっという間に集まる、そうなれば行政はなにをしているのかと非難が来るぞ」と声を上げ、緊迫したやり取りをしながら行政と協力し被災者支援を行ったと言います。

 また、現在遠野市長として活躍されている多田一彦さんにも話を伺いました。多田市長は発災後、社会福祉協議会の入口に机を置きボランティアの受け入れ、支援にあたりました。この取り組みを受け現在全国の社会福祉協議会では、有事の際のボランティア活動がスムーズに行える仕組み作りが構築されつつあります。

 他業種が協力する一方で、ほどよい協力体制が必要だとも伺いました。臨機応変な対応が必要な災害現場では、細かく決めごとを作ってしまうと動きがとれません。だからこそ、ほどよい協力体制で柔軟に対応できる体制作りが必要になります。

食事会

 今回近隣でキッチンカーとしても活動されている飲食店さんにオードブルをお願いました。今年は「食と防災」をテーマの1つとして活動している中で、こうして平時から関係を築けることは有難いことです。

 食事の時間はお互いの近況や、普段どんな防災活動をされているかなどの情報交換の時間となりました。

防災ビンゴゲーム

 食事の後は、こんなユニークなゲームが開催されました。その名も「防災ビンゴゲーム」。防災グッズ50個の名簿から好きなものを選び取り、ビンゴカードのマスに埋めてゲームスタート。しかし名簿の中には、防災グッズとして重要性の低いものも含まれており、それを選ばないようにしながらゲームが進んでいきます。

「ビンゴ!」の声とともに景品が選ばれていく中、「この防災グッズはこういった時にも使える」という防災士さんのプチ情報も飛び交い、有意義かつ楽しいゲームの時間となりました。

 景品はもちろん防災に関するグッズ。中でも後工務店お手製のまな板は、希望者多数で盛り上がりました。

おわりに

 今回初めてヒトボーイベントに参加された方から、「ここは素晴らしい人材がそろっている。自分の住んでいる場所は外から移住してくる人が多い印象で、こんな活動はできそうにない。」と話されました。すると、「意外と見えてないだけで、実はたくさんいますよ。」とその方に声をかける方がいらっしゃいました。

 私たちも最初からこうして仲間が多かったわけではありません。
 人が人をつなぎ、知識や技術を持ち寄る仲間が少しずつ増えてきました。もしかしたら小さな一歩が、同じ気持ちの仲間と巡りあうきっかけになるかもしれません。

 遠野市では、地区長さん同士プライベートでBBQをするほど仲が良いのだそう。いろんな意見をラフに交換できる場所があるからこそ、公の場所でも意見がまとまりやすく、みんなが同じ方向に向かって行動できます。

 小さなきっかけが平時の繋がりを生み、非常時の助け合いにつながっていく。
これからも地域の防災活動に取り組む一員として活動してまいります。来年も皆様と共に活動できることを、楽しみにしております。

 またLINEオープンチャット「かみとんだ防災プロジェクト」にご参加いただき、防災に関する情報を受け取っていただけますと幸いです。(取材・写真・文章 / 加藤綾)

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