かみとんだ防災ミッションゲーム in岩田公民館
7月25日、岩田公民館でかみとんだ防災ミッションゲームを開催いたしました。
今回はこの岩田公民館付近にお住いの地域の方々を中心に、ご参加いただきました。
ゲームは、各班の活動拠点が定まらないままスタートしました。また班内での役割分担や、各班との情報共有もスムーズにいかず、まさに有事の際に想定されるような事態が起こりました。
しかし、今回ご参加された皆様は日頃から防災活動に取り組んでいる方が多く、トラブルにも即座に対応いただき、ゲームが進んでいきました。「誰かがやってくれる」という意識では、ここまでゲームを進めることはできなかったでしょう。



ゲーム終了後には、各班で振り返りを行いました。
生活班
備蓄食料がないことが判明し、避難者カードに描かれた「お腹が空いて泣いている子ども」への対応に困る場面がありました。これにより、「備蓄の必要性」を実感するきっかけに。
また、班内のスキル(看護師や保育士など)と避難者のニーズがうまくマッチングした瞬間もあり、専門職の重要性を再認識。ただし、他班との情報共有がなく、対応の幅が制限される課題も浮上しました。
さらに、班の人数が多かった分役割分担が曖昧だった点や、トイレ関連の課題がゲーム上に存在しなかったことなども、改善点として挙げられました。
情報班
岩田公民館には食料の備蓄がないため、食料備蓄への必要性を感じたほか、他の班と情報を共有できず、ケガ人や避難者の状況を把握しにくかったという声が挙げられました。情報伝達のしくみの見直しが必要です。
受付班
「名簿の欄が小さすぎて書きづらい」という意見のほか、血液型記入欄の追加や、1枚に5〜10人ずつまとめた名簿形式への変更、複写式にして各班に配布し、カルテのように使う提案など、より実用的な改善案が多数出ました。
救護班
良かった点として、和室を活動拠点に選んだことや、班内での役割分担がうまく機能していたことが挙げられました。
一方で、救急セットがなく十分な対応ができなかったことや、女性の避難者への配慮が行き届かなかったという反省点も。装備や体制面での強化が求めらる反省点が挙げられました。
このかみとんだ防災ミッションゲームの目的は「有事の際に避難所運営ができる人を増やすこと」。
ゲームをうまく進めることではなく、実際の現場で自分たちがどう動けるかが重要になります。そして、このゲームを通してどの避難所でも同様の動きが取れるようになれば、避難所同士の連携も可能だということが見えてきました。
ゲームを振り返るポイントとして、以下の点も見えてきました。
・活動拠点は最適だったか?
・役割に応じた動きができたか?
・なにがあれば、もっとスムーズだったか?
・実際の避難所に必要なものを、どう備えていくか?
こうした振り返りポイントを設け、参加者が自分たちの行動を言語化・可視化する機会も増やし多くの学びにつながるよう運営していきたいと考えております。
今回の取り組みを通じて、災害への備えは誰かに任せるものではなく「日頃から、自分たちの手でつくるもの」だということを、参加者自身が改めて実感しました。
かみとんだ防災ミッションゲームは、まだまだ進化の途中。ゲーム性の分かりやすさや参加しやすさを重視し、かみとんだ防災ミッションゲームをブラッシュアップしていきたいと考えております。次に活かせる気づきが、もう始まっています。
またこの度、泉北ニュータウンでコミュニティ運営に携わった宝楽陸寛様をお迎えし、平常時・災害時にも機能する空間や仕組み=フェーズフリーなまちづくりについてお話をお伺いします。皆様のご参加を、お待ちしております。
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災害時にも心強い フェーズフリーなまちづくり
日時:2025年8月19日(火)
時間:18:00〜19:30(受付17:30〜)
場所:上富田町文化会館 小ホール(朝来758-1)
参加費:無料(事前申込制)
定員:80名
【こんな方におすすめ!】
・地域での防災や減災に関心がある方
・自治会や地域団体の方
・公共施設の管理や運営に携わっている方
・コミュニティデザインやフェーズフリーに興味のある方
・行政職員、NPO関係者、建築やまちづくりに関わる方
・地域の未来を一緒に考えたい住民の方
ゲスト講師:宝楽 陸寛さん
(公益財団法人 泉北のまちと暮らしを考える財団 代表理事)
お申込みはこちら
https://forms.gle/DhN1fUv98pF7v93w5


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後工務店 地域事業部では、防災をテーマに地域課題解決をする「かみとんだ防災プロジェクト」を実施しています。オープンチャット『かみとんだ防災プロジェクト』では、防災に関する情報共有や防災イベントの告知を行っております。防災に関する知識や最新情報を入手する手段として、オープンチャットをご活用ください。